LEDフィラメント電球完全ガイド!選び方&おすすめメーカー比較

ダイニングにフィラメント電球
ほのか

部屋をもっとおしゃれにしたいなぁ…

らいと

カフェみたいな、あのかっこいい雰囲気の照明ってどうやるの?

そんな風に感じたことはありませんか?実は、電球を1つ変えるだけで、お部屋の印象は劇的に変わります。その魔法のアイテムが、今回ご紹介する「LEDフィラメント電球」です。

この記事では、レトロな見た目と最新技術を両立させたLEDフィラメント電球の魅力を徹底解説。その仕組みから、あなたにピッタリな電球を見つけるための「選び方のコツ」、そして家電量販店で人気の主要メーカー比較まで、どこよりも詳しくご紹介します。

光の質にこだわるあなたへ。この記事を読めば、もう電球選びで迷うことはありません。

この記事でわかること
  • フィラメント電球がなぜこんなにおしゃれなのか、その魅力の秘密
  • 明るさや光の色など、もう失敗しないための賢い選び方の全知識
  • 電気代が安くなる省エネ性能や、10年以上使える長寿命という驚きのメリット
  • 東芝、アイリスオーヤマなど人気メーカー5社の違いを徹底比較
  • あなたの部屋がもっと素敵になる、おしゃれなスタイリング術
目次

なぜ今、フィラメント電球?時代を超える光の魅力

カフェのフィラメント電球

最近、おしゃれなカフェやショップで、中が透けて見える美しい電球をよく見かけませんか? あれこそが「LEDフィラメント電球」です。

メーカーによっては「LEDクリア電球」や「レトロ電球」、「エジソン電球」など様々な名前で呼ばれていますが、その魅力の原点は、エジソンが発明した初期の白熱電球が持つノスタルジックな美しさにあります。

照明が単なる「明かり」ではなく、空間の雰囲気を決める「インテリアの主役」となった今、多くの人がその温かみのある光に惹きつけられています。しかし、従来の白熱電球には「消費電力が大きい」「寿命が短い」「熱くなる」という大きな課題がありました。

「あの美しい見た目はそのままに、現代の技術で課題を解決できないか?」

イルミン博士

そんな想いから生まれたのが、LEDフィラメント電球です。

古き良き時代の情緒的な美しさと、現代に求められる機能性。この二つを完璧に融合させた、まさに理想の照明なのです。

【技術の結晶】どうやって光ってるの?その仕組みを簡単解説

ほのか

あのキレイに「光る糸」は一体何なの?

実は、あれは昔ながらのフィラメントではなく、「極小のLEDチップを、透明な基板の上にズラリと並べたもの」です。この棒状のLEDが、まるで一本の光る糸のように見えるのです。

このシンプルな見た目を実現するため、技術者たちは2つの大きな壁を乗り越えました。

技術革新①:360度に広がる、本物のような光の再現

初期のLED電球は、光が一方向にしか進まないという弱点がありました。しかし、この新しいLEDフィラメントは、白熱電球のように光が360度全方向に広がるように設計されています。これにより、空間全体を自然で温かい光で満たすことが可能になりました。

技術革新②:「ヒートシンク」をなくした、美しい透明デザイン

ヒートシンクタイプのLED電球
ヒートシンクが特徴だった頃の旧LED電球

LEDは熱に弱いという性質があります。そのため、従来のLED電球には熱を逃がすための「ヒートシンク」と呼ばれる金属のギザギザした部分が根本に必要で、どうしても無骨なデザインになっていました。

そこで開発されたのが、全く新しい放熱技術です。 LEDフィラメント電球は、ガラスの内部に熱伝導性の高い特殊なガスを封入。このガスがLEDの熱をガラス全体に伝え、ガラスそのものがヒートシンクとして機能することで、効率的に熱を外へ逃がす仕組みです。

この発明により、あの大きなヒートシンクが不要になり、内部が透けて見える美しい透明なガラスデザインが実現できたのです。

LEDフィラメント電球のすごいメリット4つ

フィラメント電球

こうした技術革新によって、LEDフィラメント電球は素晴らしいメリットをいくつも手に入れました。

  1. 圧倒的におしゃれ これこそが最大の魅力。シェードのない裸電球として吊るすだけで、インダストリアル、ヴィンテージ、北欧風など、どんなインテリアもおしゃれなカフェ空間に早変わりします。
  2. 電気代がぐっと安くなる(省エネ) 消費電力は、同じ明るさの白熱電球のわずか約1/6。毎日使う照明だからこそ、この差は歴然。電気代を気にせず、心ゆくまで明かりを楽しめます。
  3. 10年以上交換不要!?(長寿命) 寿命は約15,000〜40,000時間。1日10時間使っても、なんと4年以上〜10年以上も使える計算です。面倒な電球交換の手間とコストから解放されます。特に、吹き抜けなど高所の照明には最適です。
  4. 安全で環境にやさしい
    • 熱くなりにくい:白熱電球と違い、触ってもヤケドするほど熱くならないので安心です。
    • 虫が寄りにくい:虫が集まる原因となる紫外線(UV)をほとんど出さないため、玄関灯やテラスでも大活躍。
    • 環境に優しい:蛍光灯と違って有害な水銀を使っていないので、処分時も安心です。
ほのか

わたしの部屋もフィラメント電球で圧倒的におしゃれにしたくなってきた!!

もう迷わない!賢いLEDフィラメント電球の選び方

らいと

パッケージを見ても、専門用語だらけでわからない…

ここで挫折しないための、見るべきポイントを4つに絞って解説します!

① 明るさ:「ワット(W)」ではなく「ルーメン(lm)」で見る!

LED電球の明るさは「ルーメン(lm)」という単位で表します。数値が大きいほど明るくなります。これまでの「〇〇W相当」という表記と合わせて、下の表を目安に選びましょう。

従来の電球LED電球の目安おすすめの場所
40W相当485 lm前後落ち着いた雰囲気の間接照明、寝室
60W相当810 lm前後リビングやダイニングの主照明
100W相当1520 lm前後部屋全体をしっかり明るくしたい場合に

② 光の色:「ケルビン(K)」で空間を演出する

光の色合いは「色温度(ケルビン/K)」で決まります。作りたいお部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。

  • 電球色(約2200K~3000K) オレンジがかった温かい光。リラックス効果が高く、リビング、寝室、ダイニングに最適。フィラメント電球の魅力を最も引き出す色です。
  • 昼白色(約5000K) 太陽光に近い自然な白い光。モノの色がはっきり見えるので、キッチンや洗面所などでの利用もおすすめです。
たむぞう

LEDフィラメント電球の魅力を最大限に引き出すには、やはり電球色が最適です。家電量販店でも、売れ筋のほとんどが電球色タイプとなっています。

③ 色のきれいさ:「演色性(Ra)」が超重要!

ここが一番のこだわりポイント!演色性(Ra)」とは、その光の下でモノの色がどれだけ自然に見えるかを示す数値です。100に近いほど高品質な光と言えます。

  • Ra80以上:家庭用LEDの標準レベル。普段使いには十分。
  • Ra90以上高演色タイプ。料理はより美味しそうに、肌はより健康的に、インテリアは本来の美しい色に見えます。

④ 形と口金:照明器具に合わせる

  • 形状:定番の「A形(一般電球)」、丸い「ボール形」、レトロな「エジソン形」、炎形の「シャンデリア形」など様々。インテリアに合わせて選びましょう。
  • 口金(くちがね):ソケット部分のサイズです。日本で一般的なのは「E26」(太い方)と「E17」(細い方)の2種類。購入前に必ず確認してください。

【注意!】調光機能や密閉器具で使う場合 調光スイッチ(部屋の明るさを変えられるスイッチ)で使いたい場合は「調光器対応、お風呂場やカバー付きの照明で使う場合は密閉形器具対応」と書かれた製品を必ず選んでください。対応していないものを使うと、故障や短寿命の原因になります。

【徹底比較】人気5大メーカー別!おすすめLEDフィラメント電球

さあ、いよいよ製品選びです!あなたの「こだわり」に合うメーカーはどれでしょう?

【あかりナビのイチオシ!】東芝 ー 色の美しさを求めるあなたへ

「料理や肌の色を、最高にきれいに見せたい」 そんな本物志向のあなたには、迷わず東芝をおすすめします。

  • 強み:なんといっても演色性Ra93という圧倒的な光の質。自然光に近い、驚くほど美しい色の再現力は他社を圧倒します。
  • こんなシーンに:ダイニングテーブルの上など、暖かみと色の正確さが求められる場所に。
  • 価格帯:高め。しかし、それは日々の暮らしの質を高める「投資」です。
たむぞう

家電量販店では各社のフィラメント電球が点灯展示されていますが、見比べてみると東芝製は発色の美しさが群を抜いています。価格はやや高めですが、自信を持っておすすめできる一品です。

【コスパ最強】アイリスオーヤマ ー バランス重視のあなたへ

「手頃な価格で、しっかりおしゃれにしたい」 そんな堅実なあなたには、オールラウンダーのアイリスオーヤマがぴったり。

  • 強み:価格、機能、品揃えのバランスがよく、調光対応モデルも豊富です。
  • こんなシーンに:リビング、寝室、廊下など、家中のあらゆる場所の「とりあえずLED化」に。
  • 価格帯:低〜中価格帯。

【安さで選ぶなら】オーム電機 ー 予算最優先のあなたへ

「とにかく安く!でも性能は妥協したくない」 コストを最優先するなら、オーム電機があなたの味方です。

  • 強み:驚きの低価格。数百円から購入できるモデルもあり、基本的な性能をしっかり押さえています。
  • こんなシーンに:広い空間の電球をまとめて交換したい時や、倉庫・ガレージなど使用頻度の低い場所に。
  • 価格帯:最安クラス。

【特殊な照明に】ヤザワ ー 専門性が光るあなたへ

「アンティークのシャンデリアに合う電球がない…」 そんな「照明難民」のあなたを救うのが、ニッチの王様ヤザワです。

  • 強み:シャンデリアなどに使われる「E12」「E14」といった特殊な口金の品揃えが圧倒的。
  • こんなシーンに:海外製の照明器具や、古いデザインのシャンデリアに。
  • 価格帯:低〜中価格帯。

【デザインと安全で】エルパ ー 個性と安心を求めるあなたへ

「人とは違うデザインで、安全性にも配慮したい」 そんなあなたには、デザインと安全性を両立したエルパがおすすめです。

  • 強み:個性的なデザインの装飾電球が豊富。さらに、万が一割れてもガラスが飛び散らない「飛散防止コーティング」採用モデルも。
  • こんなシーンに:お子様がいるご家庭や、飲食店など安全性が求められる店舗のデザイン照明として。
  • 価格帯:中価格帯。

まとめ:たった一つの電球で、暮らしはもっと豊かになる

LEDフィラメント電球は、ただ空間を照らすだけの道具ではありません。それは、日々の暮らしに彩りを与え、心に安らぎをもたらすインテリアの一部です。

  • 光の「質」で選ぶなら、東芝。
  • 「バランス」で選ぶなら、アイリスオーヤマ。
  • 「価格」で選ぶなら、オーム電機。
  • 「特殊な用途」なら、ヤザワ。
  • 「デザインと安全」なら、エルパ。

この記事を参考に、あなたの価値観にぴったりの一球を見つけて、理想の空間作りを楽しんでください。きっと、家に帰るのがもっと楽しみになりますよ。

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