
照明のリモコンがボタンを押しても全く反応しない!



純正品は高いって聞くけど、なるべく安く済ませる方法はないの?
毎日の生活に欠かせない照明のリモコン。それが突然壊れてしまうと、壁のスイッチでしか操作できなくなり、本当に不便ですよね。
新しいものを探そうにも、メーカー純正品は意外と高価で驚かれる方も少なくありません。



一万円近くすることも珍しくありません。



えーっ!そんなに高いの?!
かといって、家電量販店などで見かける安価な「汎用リモコン」は、「本当に自分の家の照明に使えるの?」「設定が難しそう…」といった不安がつきまといます。
でもご安心ください。この記事では、照明のリモコンで困っているあなたの「どうしよう?」を解決するため、故障かどうかの簡単な見分け方から、汎用リモコンの賢い選び方、意外と簡単な設定方法、そしてメーカーにも在庫がない場合の最終手段まで、あらゆる疑問を徹底的に解説します。
この記事を読めば、あなたに最適な解決策がきっと見つかります。
- リモコンが本当に「故障」なのかを判断するための具体的なチェック方法
- 汎用リモコンのメリット・デメリットと、購入で失敗しないための選び方の重要ポイント
- 初心者でも迷わない、汎用リモコンのメーカーコード設定手順
- スマホをリモコン代わりにする方法と、スマートリモコンの便利な活用事例
- 純正リモコンの正しい入手方法と、知っておくべき価格、部品保有期間の知識
- どうしてもリモコンが見つからない時の、フリマアプリ活用法や分解修理といった最終手段
- 細かな疑問を解消する「よくある質問Q&A」
リモコンが壊れた?まず試すべき5つのチェック項目
リモコンが効かないとすぐに「故障だ!」と焦ってしまいがちですが、実は簡単な見落としが原因のことも非常に多いです。新しいリモコンを慌てて買う前に、まずは以下の5つの項目をじっくりとチェックしてみましょう。
1. 電池の向きと残量
基本中の基本ですが、最も多い原因の一つです。まずは電池がプラス・マイナスの向きに正しくセットされているか確認してください。また、電池の残量不足もよくある原因です。リモコンの液晶画面が表示されていても、それは表示用の電力しかなく、強力な赤外線信号を飛ばすだけのパワーが残っていないケースが多々あります。まずは必ず新品の電池に交換して試してみましょう。
2. 電池の液漏れ
長期間電池を入れっぱなしにしていると、電池から液体が漏れ出し、金具部分を腐食させて接触不良を起こすことがあります。電池ボックスを開けて、電池本体や金具部分に白い粉やネバネバした液体が付着していないか確認してください。もし汚れていたら、乾いた綿棒や布で優しく拭き取りましょう。
乾電池から漏れる液は、強いアルカリ性の電解液(水酸化カリウム等)です。皮膚や目に触れると炎症ややけどのような症状を引き起こす恐れがあります。皮膚に付着した場合は、すぐに流水で十分に洗い流してください。
3. チャンネル設定のズレ
チャンネル設定は、同じ部屋で複数の照明器具を使用する際に、リモコンの信号が混線しないようにするための仕組みです。ところが、この設定が何らかのきっかけで変わってしまうと、本体とリモコンの信号にズレが生じ、正常に操作できなくなる場合があります。
照明器具のカバーを外し、本体側にあるチャンネル切り替えスイッチ(「1」「2」など)を確認してください。そして、リモコン側にも同様のスイッチがあれば、本体と同じ番号に合わせることで解決します。
4. 赤外線信号が出ているか確認
リモコン本体が正常に信号を送れているか、簡単に確認する方法があります。スマートフォンのカメラを起動し、インカメラではなくメインのカメラ(背面カメラ)でリモコンの送信部(先端の部分)を映してください。
その状態でリモコンのいずれかのボタンを押したときに、スマホの画面越しに送信部が白やピンクにピカッと光れば、赤外線信号は正常に発信されています。もし光らなければ、リモコン本体の物理的な故障の可能性が非常に高いです。
5. 照明器具本体の電源リセット
リモコンではなく、照明器具本体が一時的にフリーズしている可能性もあります。部屋の壁スイッチを一度オフにし、30秒〜1分ほど待ってから再度オンにしてみてください。この「電源リセット」によって本体側の不具合が解消され、リモコン操作が復活することがあります。
照明用「汎用リモコン」とは?純正品との違い


上記のチェックを全て試しても改善しない場合、いよいよ新しいリモコンの購入を検討しましょう。その際に最も有力な選択肢となるのが「汎用リモコン」です。オーム電機公式サイト
汎用リモコンとは、特定のメーカーや機種専用に作られた「純正リモコン」とは異なり、様々なメーカーの製品に対応できるように、あらかじめ複数の赤外線信号パターンが記憶されたリモコンのことです。
汎用リモコンのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
価格が圧倒的に安い(1,000円~3,000円程度が主流) | 一部の特殊な機能が使えない可能性がある |
家電量販店やネットですぐに入手できる | 最初に簡単な設定作業が必要 |
複数の主要メーカーに対応している | 極端に古い機種には対応していない場合がある |
一番の魅力は、数千円から1万円以上することもある純正品に比べて、圧倒的に安価なことです。しかし、便利な反面、タイマー機能や複数のあかりを記憶させる「シーン機能」、細かい調色機能など、その照明器具独自の高度な機能は使えなくなる可能性が高いと覚えておきましょう。



あくまで「点灯・消灯・調光・調色」といった基本操作用と割り切るのが賢明です。
【注意】汎用リモコン選びで失敗しない3つのポイント
手軽で安価な汎用リモコンですが、購入前に以下の3つのポイントを必ず確認しないと、「安かったけど、結局使えなかった…」という最悪の事態になりかねません。
- 対応メーカーを必ず確認する パッケージや商品説明に対応メーカー名が必ず記載されています。パナソニック(Panasonic)、東芝(TOSHIBA)、NEC、日立(HITACHI)、オーデリック(ODELIC)、コイズミ(KOIZUMI)、アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)など、ご自宅の照明メーカーが含まれているか必ず確認してください。
- 「蛍光灯用」か「LED用」かを確認する 照明用の汎用リモコンには、旧来の蛍光灯シーリングライト用と、現在の主流であるLEDシーリングライト用があります。これは信号の複雑さが違うためです。
- 蛍光灯用: 主に「オン/オフ」「明るさ(段階式)」「常夜灯」といったシンプルな信号に対応しています。
- LED用: 上記に加え、「調色(光の色を変える)」「多段階のスムーズな調光」など、より複雑な信号に対応しています。 ご自宅の照明がどちらのタイプかを確認し、合ったものを選びましょう。最新のLED照明に蛍光灯用のリモコンを使うと、点灯・消灯はできても調光や調色ができない、といったことが起こります。
- 極端に古い機種ではないか?(製造年を確認) 汎用リモコンは、主要メーカーの過去10年~15年程度に製造された機種を主な対象としています。2000年代前半より前に製造されたような古い照明器具の場合、対応メーカーのリストに名前があっても、赤外線信号の方式が古すぎて対応できず、使えない可能性が高くなります。
おすすめの汎用リモコン



家電量販店でも圧倒的な販売数を誇る、オーム電機の汎用リモコンは特におすすめです。操作がシンプルで使いやすく、価格も手ごろなため、多くのユーザーに選ばれています。純正リモコンを取り寄せるよりも手軽に入手できます。
対応メーカー:アイリスオーヤマ、タキズミ、コイズミ、ダイコー、オーデリック、アグレッド、ドウシシャ、山善、サナー
対応メーカー:パナソニック・東芝・NEC・シャープ・日立・OHM
対応メーカー:東芝、National(パナソニック)、NEC、オーデリック、日立、サンヨー、コイズミ、ダイコー、マルゼン、タキズミ、三菱、ヤマダ



汎用リモコンであっても万能ではなく、同一メーカーでも非対応の機種があります。その点を十分ご理解のうえ、お選びいただくことをおすすめします。
汎用リモコンの設定は意外と簡単!
「設定が難しそう…」と心配する必要はありません。ほとんどの汎用リモコンは、説明書を見ながら数分で完了します。
- 説明書を開き、自宅の照明メーカーに対応する「メーカーコード」を複数探す。 (例:パナソニックなら「01」「02」「15」「16」、東芝なら「03」「04」「21」など、複数の候補があります)
- リモコンの「設定」ボタンなどを長押ししながら、見つけたメーカーコードの最初の番号を入力する。
- 設定が完了したら、照明に向けて「入/切」ボタンなどを押し、正しく反応するか確認する。
もし反応しない場合や、一部のボタンしか効かない場合は、焦らずに同じメーカーの次のコードを試してみましょう。一つのメーカーに複数の信号パターンが用意されているため、ご自身の照明に完全に一致するコードが見つかるまで試すのが基本です。中には、ボタンを押し続けると自動で対応コードを探してくれる「オートサーチ機能」付きのモデルもあります。
スマホをリモコン代わりにできる?



スマホのアプリで操作できれば一番楽なのに…
そう考える方も多いでしょう。しかし、残念ながらほとんどのスマートフォンの場合、そのままでは照明リモコンの代わりにはなりません。
理由は非常にシンプルで、照明リモコンの多くが赤外線で信号を送っているのに対し、現在のiPhoneや多くのAndroidスマートフォンには、赤外線を送信する機能(IRブラスター)が搭載されていないためです。
過去にはXiaomi(シャオミ)の一部の機種など、赤外線機能を搭載したスマートフォンもありましたが、専用アプリ(Myリモートなど)を使っても、エアコンやテレビには対応していても、照明器具は対象外となっているケースがほとんどでした。
解決策は「スマートリモコン」
どうしてもスマホで操作したい、または音声で操作したいという場合は、「スマートリモコン」を使うのが現代の最適な解決策です。


スマートリモコンとは、既存の赤外線リモコンの信号を学習・記憶し、Wi-Fi経由でスマホアプリから操作できるようにする中継デバイスです。
スマートリモコンの仕組み
- スマートリモコン本体に、お手元の(または新しく購入した汎用)リモコンを向けてボタンを押し、赤外線信号を学習(登録)させます。
- 学習した信号は、Wi-Fiを通じてインターネット上のクラウドに保存されます。
- スマホの専用アプリから操作すると、インターネット経由で自宅のスマートリモコン本体に指示が送られ、そこから赤外線信号として照明器具に発信されます。
これにより、家の中ではもちろん、外出先からでも照明のオン/オフが可能になります。Nature RemoやSwitchBotなどが有名で、価格は5,000円前後から。照明だけでなく、エアコンやテレビなど、家中の赤外線リモコンをスマホ一台に集約できるため、非常に便利です。
おすすめスマートリモコン
Nature Remo(ネイチャーリモ)
日本発の人気ブランドで、デザイン性が高く、センサー類(温度・湿度・照度・人感など)を多く搭載したモデルが多いのが特徴です。「Nature Remo Lapis」は、かわいらしい“石のような”デザインでインテリアに馴染みやすく、人気です。ネイチャーリモ公式サイト



なにこれー!かたちが可愛い!
SwitchBot(スイッチボット)
日本国内でも人気のある SwitchBot(スイッチボット) のスマートリモコンは、赤外線リモコンの代わりに使える「ハブタイプ」の製品です。シンプルで落ち着いたデザインながら、温度・湿度・照度センサーを内蔵したモデル(Hub 2)も登場しており、部屋の環境に合わせた自動操作が可能なのが特徴です。スイッチボット公式サイト
スマートリモコンによる照明活用事例5選
スマートリモコンを導入すると、照明の使い方が劇的に便利になります。ここでは具体的な活用例を5つご紹介します。
- 「おはよう」で快適な目覚め 起床時間に合わせて、寝室の照明が自動でゆっくりと点灯するように設定できます。太陽の光を浴びるように自然に目覚めることができ、朝が苦手な方におすすめです。スマートスピーカーと連携すれば「アレクサ、おはよう」と声をかけるだけで、照明、エアコン、テレビが同時につくといった設定も可能です。
- 「おやすみ」で全ての照明を消灯 リビング、寝室、廊下など、各部屋の照明リモコンをすべて登録しておけば、「OK Google、おやすみ」の一言で家中の照明を一斉に消灯できます。消し忘れを防ぎ、節電にもつながります。
- GPS連動で「おかえり」ライト スマートフォンのGPS機能と連携させ、自宅に近づいたら自動で玄関やリビングの照明を点灯させることができます。暗い中、手探りでスイッチを探す必要がなくなり、特に荷物で両手がふさがっている時に便利です。
- 長期旅行中の防犯対策に 旅行や出張で長期間家を空ける際、タイマー機能を使って夜間にリビングの照明を自動で点灯・消灯させることができます。外から見て在宅しているように装うことで、空き巣対策としての効果が期待できます。
- 手が離せない時の「声」操作 料理中で手が汚れている時や、赤ちゃんを抱っこしている時など、手が離せない状況は意外と多いもの。「アレクサ、電気を明るくして」と声をかけるだけで照明を操作できるため、日々の小さなストレスが解消されます。
純正リモコンの入手方法と価格について
「やはり全ての機能を使いたいから純正品が安心」という場合は、メーカーから部品として取り寄せることになります。
- 入手方法: 照明を購入した家電量販店や、メーカーの公式オンラインストア、お客様相談センターに問い合わせて注文します。その際、リモコンの型番ではなく、照明器具本体の型番(カバーを外した内側に記載)が必要になる場合があります。大型の家電量販店でも、リモコンを在庫として置いていることはまずなく、取り寄せ注文となります。
- 価格: 多くの人が想定しているより高価で、シンプルなものでも5,000円前後、多機能なものだと10,000円を超えることも珍しくありません。
- 部品保有期間: メーカーは、製品の補修用性能部品を保有する期間を定めています。照明器具の場合、その製品の製造を終了してから6年間が一般的です。これより古い製品は、メーカーに問い合わせても「在庫がありません」と断られてしまう可能性が高いです。
【最終手段】純正リモコンが手に入らない時の裏ワザ
製造終了から年月が経ち、メーカーにも在庫がない。汎用リモコンも対応していない。そんな八方塞がりの時に試せるかもしれない、2つの最終手段をご紹介します。
- フリマアプリやネットオークションで探す メルカリやヤフオクなどで、同じ型番のリモコンが中古品として出品されていることがあります。運が良ければ安価で入手できる可能性があります。「(メーカー名) 照明 リモコン (本体の型番)」や「(リモコン裏の型番)」などで根気強く検索してみましょう。ただし、個人売買のため動作保証はなく、あくまで自己責任での購入となります。
- 【自己責任】リモコンを分解・清掃する これは本当に最終手段であり、電子機器の扱いに慣れている方向けです。ボタンの反応が悪い場合、原因は内部の接触不良かもしれません。リモコンを慎重に分解し、基盤のボタン接点部分と、ボタン裏のゴムの導電部分を、無水エタノールをつけた綿棒で優しく清掃します。それでもダメな場合は「接点復活剤」を少量使うと改善することがありますが、つけすぎると逆効果になるため注意が必要です。分解によって完全に壊してしまうリスクもあることを理解した上で行ってください。



私も接点復活剤を使ってゲーム機のコントローラーを直したことがあります。ただし、あくまで自己責任での作業になりますので、リスクを十分理解した上で行ってくださいね。
よくある質問(Q&A)
ここでは、照明リモコンに関する細かな疑問にお答えします。


まとめ
照明のリモコンが効かなくなった時、慌てて買い替える前に、まずは「電池」「設定」「赤外線」などをチェックすることが大切です。それでもダメな場合は、安価で手軽な「汎用リモコン」が強い味方になります。ご自宅の照明の種類(LEDか蛍光灯か)やメーカーを確認して、最適なものを選びましょう。
さらに便利な生活を求めるなら、家中のリモコンをスマホに集約し、音声操作や自動操作まで可能にする「スマートリモコン」も非常に魅力的な選択肢です。この記事が、あなたのリモコンに関する悩みを解決する助けになれば幸いです。