
今の照明、リモコンで操作できたら便利なのに…



寝室の照明にオフタイマーがあったらいいのに…
そう感じたことはありませんか?わざわざ壁のスイッチまで行かなくても、手元でオンオフや調光ができたら、お部屋でのリラックスタイムがもっと快適になりますよね。



実は、今ある照明器具をそのまま活かして、後付けでリモコン操作を可能にする便利なアイテムがたくさんあるんです!
この記事では、そんな「照明の後付けリモコン」の種類と、おすすめの商品を特徴やメリット・デメリットと合わせてご紹介します。電気工事が不要な手軽なものから、本格的なものまで、あなたのライフスタイルにぴったりのアイテムを見つけて、快適な「あかり」生活を実現しましょう!
- 後付け照明リモコンの種類とそれぞれの特徴
- 工事不要で簡単に設置できるリモコンの見つけ方
- 各リモコンタイプのメリット・デメリット比較
- ご自宅の照明に合った後付けリモコンの選び方
- スマートホーム化にもつながる照明リモコンの活用法
なぜ便利?照明をリモコン操作にするメリット
まずは、照明をリモコン操作にすることで、どんなメリットがあるのか確認してみましょう。
- 手元でラクラク操作:ベッドやソファから動かずにオンオフ可能。就寝時やリラックスタイムに便利。
- 調光・調色機能も:対応機種なら、明るさや光の色をシーンに合わせて調整可能。より快適な空間演出ができます。
- 防犯対策にも:タイマー機能付きなら、不在時に自動で点灯・消灯させ、防犯対策にも役立ちます。
- スマートホーム化の第一歩:スマートスピーカーと連携できるタイプなら、声で照明を操作できるようになり、スマートホーム化を手軽に始められます。
後付けリモコンの種類と選び方のポイント
後付けで照明をリモコン操作する方法は、大きく分けていくつかのタイプがあります。ご自宅の照明の種類や環境、どんな機能を求めるかによって最適なものが変わってきます。
- 工事不要で手軽に取り付けたい!
- 壁のスイッチに直接取り付けるタイプ
- 照明器具と天井の接続部分(引掛けシーリング)に取り付けるタイプ
- コンセントと照明器具のプラグの間に挟むタイプ
- 電球ソケットに取り付けるタイプ
- 電球自体をスマート電球に交換するタイプ
- 壁スイッチをそのまま使いたい、または見た目をスッキリさせたい!
- 壁のスイッチそのものをリモコン対応のものに交換するタイプ(※電気工事が必要な場合あり)
- 照明器具ごと交換もアリ!
- リモコン機能付きの照明器具や、スマート照明システムを導入する。
- 賃貸でも大丈夫?
- 工事不要のタイプなら、基本的に賃貸住宅でも問題なく使用できます。ただし、現状復帰ができるか事前に確認しておくと安心です。壁スイッチの交換は管理会社や大家さんへの確認が必要です。
タイプ別・おすすめ後付けリモコンアイテム8選



それでは、具体的におすすめの商品をタイプ別に見ていきましょう!
1. SwitchBot ボット【物理スイッチ操作】


壁のスイッチやボタンを物理的に押してくれる、ユニークなアイテムです。既存の壁スイッチでオンオフするタイプのシーリングライトやペンダントライトに。


- 特徴:
- 壁スイッチに貼り付けるだけで設置完了。
- スマートフォンアプリや、別売りのハブと連携すれば音声アシスタント(Alexa、Googleアシスタントなど)でも操作可能。
- タイマー機能も搭載。
- メリット:
- 取り付けが非常に簡単。工具不要。
- 様々な形状のスイッチやボタンに対応可能(押すタイプ)。
- 既存の照明器具を一切変更せずにリモコン化できる。
- 賃貸でも気軽に試せる。
- デメリット:
- 見た目が少し武骨で、インテリアに馴染まない場合がある。
- 電池交換が必要(CR2電池)。
- スイッチの形状や周囲のスペースによっては取り付けられない場合がある。
- こんな人におすすめ:
- とにかく手軽にリモコン操作を導入したい方。
- 賃貸住宅で壁スイッチの交換が難しい方。
- 照明以外の家電(給湯器のボタンなど)も操作したい方。
2. オーム電機 OCR-RSH01W2【引掛けシーリング用】


主にペンダントライトなど、引掛けシーリングで接続されている照明器具に使用できるリモコンアダプターです。


- 特徴:
- 引掛けシーリングと照明器具の間に挟み込むようにして設置。
- オンオフ操作が可能。
- メリット:
- 電気工事不要で取り付けが比較的簡単。
- 既存のペンダントライトなどをそのままリモコン化できる。
- 比較的安価で導入しやすい。
- デメリット:
- 対応する照明器具が引掛けシーリングタイプ(ペンダントライト)に限られる。
- 器具と天井の間にアダプター分の厚み(高さ)が加わるため、見た目が少し変わる場合がある。
- こんな人におすすめ:
- 引掛けシーリングタイプのペンダントライトを手軽にリモコン操作したい方。
- シンプルなオンオフ機能だけで十分な方。
3. オーム電機 OCR-RCT01W【コンセント用】


スタンドライトやフロアライト、間接照明など、コンセントに接続して使用する照明器具に最適なリモコンコンセントです。


- 特徴:
- 照明器具の電源プラグと壁のコンセントの間に差し込むだけで設置完了。
- オンオフ操作が可能。
- メリット:
- 取り付けが非常に簡単。工具不要。
- コンセント接続タイプの照明器具なら幅広く使用可能。
- 比較的安価。
- デメリット:
- コンセント周りにアダプターが追加されるため、少しごちゃついて見える可能性。
- 調光機能などはないシンプルなオンオフのみ。
- リモコンのデザインはシンプル。
- こんな人におすすめ:
- スタンドライトや間接照明をリモコンでオンオフしたい方。
- 複数の間接照明をまとめて操作したい方(リモコンを追加購入すれば可能)。
4. WISSPKYO ランプホルダー 変換ソケット【電球ソケット用】


一般的な口金E26の電球ソケットに取り付けて使用するリモコン式ソケットです。
- 特徴:
- 既存の電球ソケットと電球の間にねじ込むだけで設置。
- メリット:
- 取り付けが簡単。
- ダウンライトやブラケットライト、スポットライトなど、電球を取り付けるタイプの照明器具に幅広く対応。
- 比較的安価。
- デメリット:
- ソケット部分が長くなるため、照明器具のデザインによっては電球がはみ出したり、見た目に影響が出たりすることがある。
- リモコンのデザインはシンプルなものが多い。
- 対応する電球のワット数に制限がある場合があるので確認が必要。
- こんな人におすすめ:
- ダウンライトやスポットライトなど、電球が直接見えるタイプの照明をリモコン化したい方。
- 手軽に特定の電球だけをリモコン操作したい方。
5. TP-Link Tapo L535E/A 【スマート電球】


Wi-Fiに接続してスマートフォンアプリや音声アシスタントで操作できるスマート電球です。電球を交換するだけで、照明が多機能になります。
- 特徴:
- 既存の電球と交換するだけで設置完了(E26口金など)。
- スマートフォンアプリでオンオフ、調光、調色(カラー変更も可能)が可能。
- タイマー、スケジュール設定、音声操作(Alexa、Googleアシスタント対応)など機能が豊富。
- Wi-Fi接続タイプ。
- メリット:
- 取り付けが電球交換と同じで非常に簡単。
- 調光・調色機能で多彩な空間演出が可能。
- 外出先からの操作や、生活シーンに合わせた自動化設定もできる。
- スマートホーム化の入門として最適。
- デメリット:
- Wi-Fi環境が必須。
- 初期設定(アプリとの連携など)が必要。
- 壁スイッチでオフにすると、スマート機能が使えなくなる(常に壁スイッチはオンにしておく必要あり)。
- 通常のLED電球と比較すると価格が高め。
- こんな人におすすめ:
- 手軽に照明の調光・調色を楽しみたい方。
- スマートスピーカーで照明を操作したい方。
- スマートホーム化に興味がある方。


6. HotaluX LINK (ホタルクス)【多機能連携】


NECライティングから社名変更したホタルクスが展開する、同社製の対応シーリングライトと連携して使用するシステムです。(公式サイト)


- 特徴:
- 赤外線通信機能を持ち、テレビやエアコンなど他の家電のリモコンとしても機能。
- Wi-Fi経由でスマートフォンアプリやスマートスピーカー(Alexa、Googleアシスタント)からの操作も可能。
- メリット:
- 照明だけでなく、他の家電もまとめて操作できる可能性がある(学習リモコン機能)。
- 安心の国内メーカー製。
- スマートスピーカー連携でハンズフリー操作。
- デメリット:
- 基本的にホタルクス製の対応照明器具が必要。
- システム導入の初期費用が他の後付けタイプより高めになる傾向。
- こんな人におすすめ:
- 照明のリモコン化を機に、他の家電もまとめてスマートに操作したい方。
- ホタルクス製の照明器具を検討している、または使用している方。
- 多機能なスマートホームシステムを構築したい方。
7. パナソニック WTC56512W とったらリモコン【壁スイッチ交換】


既存の壁スイッチを、リモコン受信機能付きのスイッチに交換するタイプです。
- 特徴:
- 壁スイッチ本体を交換するため、見た目がスッキリ。
- 壁のスイッチでも、付属のリモコンでもオンオフ操作が可能。
- 調光機能付きのタイプもある。
- メリット:
- 壁スイッチのデザイン性を損なわずにリモコン化できる。
- 普段は壁スイッチ、必要な時だけリモコンと使い分けられる。
- 安定した操作感。
- デメリット:
- 電気工事が必要。電気工事士の資格を持つ専門業者への依頼が必須。
- 工事費用がかかるため、他の方法より高コストになる。
- 賃貸住宅での設置は基本的に難しい(要大家さん確認・許可)。
- こんな人におすすめ:
- 持ち家で、壁スイッチの見た目を変えずに本格的なリモコン操作を実現したい方。
- 確実な操作性とスッキリした見た目を重視する方。
8. オーム電機 OCR-FLCR4 照明共通用リモコン 【番外編:リモコン紛失・故障時に】


こちらは後付けでリモコン機能を追加するものではありませんが、既存の照明用リモコンが壊れたり、紛失したりした際に役立つ共通用(汎用)リモコンです。
- 特徴:
- 国内の主要メーカー13社(2023年時点の情報、最新は要確認)のシーリングライトに対応。
- 基本的なオンオフ、調光、調色、タイマー機能などを操作可能(機種による)。
- メリット:
- 純正リモコンよりも安価に入手できる場合が多い。
- メーカーや型番が不明な場合でも、対応していれば使える可能性がある。
- デメリット:
- 全ての機種・機能に対応しているわけではない。一部操作できない機能があることも。
- 最初にメーカーコードの設定が必要。
- こんな人におすすめ:
- 照明のリモコンをなくしてしまった、壊れてしまった方。
- 複数の照明リモコンを一つにまとめたい方(対応機種が合致する場合)。
後付けリモコン導入の際の注意点
便利な後付けリモコンですが、購入前にいくつか確認しておきたいポイントがあります。
- 対応照明・スイッチの確認:
- ご自宅の照明器具の種類(シーリング、ペンダント、ダウンライトなど)、接続方法(引掛けシーリング、コンセント、電球ソケット口金)、スイッチの形状などを事前にしっかり確認しましょう。
- 商品の対応機種や仕様をよく読み、適合するかどうかを見極めることが重要です。
- 設置スペース:
- アダプタータイプやソケットタイプは、取り付けによって多少サイズが大きくなったり、高さが出たりします。照明器具のデザインや周囲のスペースに影響がないか確認しましょう。
- 電波方式(赤外線、Wi-Fi、Bluetoothなど):
- 赤外線リモコンは、リモコンと受信部の間に障害物があると反応しにくいです。
- Wi-Fiタイプは安定したWi-Fi環境が必要です。Bluetoothタイプは通信距離に制限があります。
- スマートスピーカー連携を考えている場合は、対応する通信方式かどうかも確認が必要です。
- 電気工事の要否:
- 壁スイッチ交換タイプは、基本的に電気工事士の資格が必要です。自分で作業せず、必ず専門業者に依頼しましょう。
まとめ:自分に合った後付けリモコンで、快適な「あかり」生活を!
今回は、今ある照明を後付けでリモコン操作可能にするための様々なアイテムをご紹介しました。
- 手軽さ重視なら:SwitchBot ボット、コンセントタイプ、電球ソケットタイプ
- ペンダントライトなら:引掛けシーリングタイプ
- 多機能・スマート化なら:スマート電球、HotaluX LINK
- 本格的な壁スイッチ操作なら:とったらリモコン(※要工事)
ご自宅の環境や目的に合わせて最適なものを選べば、毎日の暮らしがぐっと快適になるはずです。ぜひ、この記事を参考に、あなたにぴったりの後付けリモコンを見つけて、素敵な「あかり」ライフをお楽しみください!